従来の中医学では、糖尿病は「消渇症」の一種であるとされています。消渇症は昔からある慢性病で、上消・中消・下消にわかれており、その症状として、多食・多飲・多尿があります。一般的に見られる消渇症の証（状態）としては気陰両虚、気滞血瘀、陰陽両虚などがあり、中医学による消渇症の治療は臓腑の機能調整に重点をおいて行います。中医薬による治療で、患者さんのQOLの改善や、病状のコントロールに素晴らしい効果が見られます。ランゲルハンス島（膵内分泌腺）の失調―糖尿病、自然療法でインスリン分泌を安定させましょう。